フランスベッドの購入に関して

20年前にフランスべッドを購入した。
リクライニング式の背もたれが付いたダブルベッドである。
結婚当初は生活が膨らむばかりで、後先のことを何も考えなかったが、
時代も変わって今は、使用後をどうするのかまで考えて購入しなくてはならなくなっているのではないかと思う。
引越しも絶対しないし、先の生活も保障されているという状況ならば、さして構わないのだろうが、
今の時代、先がどうなるのかわからないので、なるべくコンパクトなものを購入することをお勧めする。
今だったら、ダンボール家具(結構これが強度がいい)を購入するのではないかと思うくらい、
自分自身の価値観が変わってきている。

ベッドは、西洋文化の生活用品である。
疲れたときに、すでにそこに寝床があるので即座に倒れこむことができ、大変便利だ。
子どももでき、並んで寝ていた。
しかし、だんだん大きくなってくると狭くなり、落ちることもしばしば。
しまいにはベッドの台の部分をはずして使用することになった。
床に布団を敷いて寝ることも多くなった。
そうなると、これが、結構邪魔だったりする。
処分を考えて、半年前ACBに問い合わせたら、引き取るどころか処分料が必要だといわれた。
日本の文化は、本当によく考えられたもので、一つの空間で、居間にもなるし、寝室にもなる。
布団を上げ下げすることで運動にもなるし、布団の湿気も知らぬうちにとっていることになる。
(たまに干すことは大事だが)

年を取って、最近思うことは、自分の後処理を考えていかなければならないのではないか、と。
先日、テレビで「どうする、だれも住んでいない実家」問題が取り上げられていた。
見た人も多いと思うが、高度経済成長期に自分の夢の実現のために皆がマイホームを購入し、
核家族が進み、その子どもたちが更に核家族を進めていく。
最近では、独立するものの結婚せず一人暮らしという人が増えているというのが、
新たな社会問題にもなってきている。
本来の日本の家族形態である大家族というのは、今の社会問題を解決する鍵をにぎっていると思う。
孤独死しかり、生活苦しかり、省エネしかり。
助け合える家族がいるというのは、孤独死なんて出さないし、
収入が少なくても住居費等は節約できる上、協力できるので乗り越えていけるはずである。
今、若者の間で、ルームシェアがはやっているのも、その証拠ではないか。
省エネにしても、一人一人が、それぞれに冷蔵庫・洗濯機・お風呂・テレビ・クーラーを
持っているから無駄覆いと思う。

共同生活をすれば、家電が基本1台で済む。
(家電業界の景気問題はこの際考えず)したがって、消費電力も少なくて済む。
日本人は革命を経験していないので、急激な変化を好まない。
だから、徐々に徐々に生活形態を変えていけば、結果的にいろいろな問題が解決されるはずである。
現役世代を苦しめている、高齢者の増加による社会保障負担もへるのではないかと思う。
大前提として、自分さえよければよいという価値観で生きてきた団塊の世代の考え方を
なんとかしなくてはならないと思うのだが。
ものの購入から、時代・社会などいろいろなことが見えてくるものだ。


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